東京の片隅に暮らすアメリカ・日本の国際カップルが、知人の声を拾い集めて制作したZINE / リトルプレス『ANDTOKYO』。
待望の新刊です。
ANDTOKYO issue3
【アートと建築の間で】
今回お話を伺ったのは、建築家・アーティスト・教師と3つの顔をもつabe taekoさん。
大学院を卒業後、都内の有名建築事務所で数々のプロジェクトを手掛けられ、現在は個人の案件や建築を教える仕事をしながら、編み物をコンセプトにアーティストとしてパラレルに活動されています。
コンセプトは、「YOU ARE MY KNIT」。日本語で「編む」という言葉には、異素材を組み合わせて新しいものを生み出す、編集する、計画する、といった意味があります。その昔、KNITで生計を立てていた時代にも思いを馳せて。KNITはあるいは、もしもの時に助けてくれる、希望の象徴と言えるかもしれません。
そんな彼女の制作拠点は東京。目黒で生まれ育った彼女にとって、ある時松戸に引っ越すことになってもなお、東京は特別な存在。昔も今も、唯一無二の「心の故郷」であり続けています。
父との思い出、大学生活、そして建築家・アーティストとしてのキャリアパスの中で。KNITのように静かに紡がれてきた「東京」の軌跡を拾い集め、特別インタビューとして収録しました。
CONTENTS
・アートと建築の間で
・Taeko Abe and tokyo
- 生まれと大学について
- 建築からアートの道へ
- 東京という街の影響
- 海外と、グローバルな環境について
- 刺繍と編み物について
- ZINEと展示について
・武蔵美の周辺
・浜離宮恩賜公園
・朝倉彫塑館
・編集後記
・目黒の思い出
(出版元紹介文より)